Butcherさんから「冬の缶詰」に寄贈いただいた ありがたいイラストを紹介いたします。
| イラスト | 解説 |
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「黒鉄」の丹っぺ
甲冑が一風変わってます
ありがとうござんす。
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御本人のイラスト説明>
絵の説明をさせて頂きます。丹が着ているのは紀元後一世紀頃のローマ歩兵の装甲です。軽量で動きやすく、集団
戦に優れた鎧です。しかも大量生産が効くので、大軍に向いてました。彼女が着ているのは特に軍団兵というローマ軍
の精鋭の装束となっています。因みにローマ軍団は「レギオンLegion」と呼ばれていました。「ガメラ対レギオン」のレギ
オンです。個人の武勇を完全に無視して、徹底した集団戦を挑む様からレギオンは地中海一帯では「多数の集合」の
代名詞となっていました。だから聖書にあるようにイエスが悪魔に名を尋ねると「わが名はレギオン、なぜなら我等は多
数であるがゆえに」という答えが返って来た訳です。またこの言葉は「連隊 Regiment」や、ローマ期に軍団の配置によっ
て行政区画を決めたことから「地方Region」といった派生語を生んでいます。レギオン軍団の戦闘教義は柔軟性に富む
と同時にダイナミックで、中世の持つロマン性よりも近代軍の持つリアリズムに近いものです。弓の援護射撃のなか密
集隊形で接近し、絵にあるような槍(金属装甲も簡単に貫通しました)を一斉に投擲すると、楯の壁を作りながら全速力
で敵の隊列に突撃して剣で攻撃というのが彼等の戦闘スタイルでした。はっきり言って中世の軍隊よりも遥かに強力な
軍隊です。という訳で私はこの鎧の合理性が大好きなのです。実際、丹を描くよりも鎧を描いている時の方がドキドキし
ました(笑)、変ですね。でも彼女に似合うだろうと思ったから描いたのも事実です。ただ、このヘルメットのチーク・ガード
のせいで丹のトレードマークの頬髪を割愛しなければならなかったことは痛恨事でした。おかげで誰だか分からなくなっ
てます。 |
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